令和7年3月分 社長日記
この度、社長に就任いたしました谷岡です。
どうぞよろしくお願いいたします。
遅ればせながら弊社もSDGs推進宣言事業の認証を得るべく申請をいたしました。
目指す目標は「⑭海の豊かさを守ろう」です。
水産業界に係わる者として海の環境は切っても切れないものです。
環境省によると海の豊かさとは水質が良好な状態で保全され、
生物多様性や生物生産性が確保されるなど、
様々な価値や機能が最大限に発揮された海が「豊かな海」と定義されています。
海を豊かな状態に保ち続可能な産業にする為、
微力ながら努力していく次第です。
日本国内での水産物の消費は約8割が天然物、
約2割が養殖物となっていますが、
世界に目を向けると
天然物が約4割、養殖物が約6割と天然物の方が少なくなっています。
最近では海洋養殖だけでなく排水の少ない閉鎖型の陸上養殖も増加しており
、環境への配慮が不可欠になっております。
また大型藻類に二酸化炭素を吸収させることで養殖する
[ブルーカーボン]の研究も進み、国内でも実施されています。
天然物・養殖物それぞれに素晴らしい部分はありますが、
私個人の考えでは天然物で旬を感じたい。
天然物で日本ならではの季節を感じるという部分は持ち続けたいと考えております。
旬の魚も養殖物と変わらないくらい安定供給できるような海になればと思います。
そしてその環境を次世代にもその次の世代にも持続させたい。
そんな大きな事を考えつつ
目の前の1つのプラスチックゴミを片付けることから始めます。
令和7年3月
但馬魚市場株式会社
代表取締役社長 谷岡友作
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