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令和7年12月分 社長日記
冬の海は、他の季節とまったく違う表情を見せます。
水温が低くなると魚の体は自然とエネルギーを蓄え、
身に旨味が凝縮されていきます。
寒い季節ならではの味わいが食卓に広がります。
白身の上品な旨味も、青魚の力強さも、冬は一段と際立ちます。
この季節の魚は、どんな料理にもすっと馴染みます。
焼けば香ばしさが広がり、煮れば旨味が染み込み、
鍋にすれば出汁の深さに驚かされます。
専門的な知識がなくても美味しく仕上がるのが冬の魚の大きな魅力で、
忙しい日でも自然と満足度が高まります。
季節の味覚を取り入れながら
、無理なくバランスの良い食事ができる時期です。
最近は食の選択肢が広がり、
肉・パン・惣菜など便利なものが当たり前になっています。
だからこそ、
あえて「魚を食べる日」を作ることで、
食卓に変化が生まれ、栄養バランスも自然と整います。
魚の脂に含まれるEPA・DHAは、
寒い季節の体調管理にも役立つと言われています。
年末年始の食卓はつい豪華になりがちですが、
旬の魚を一品加えるだけで味わいも健康面もぐっと豊かになります。
せっかくの冬、、、
日本ならではの海の恵みを、ぜひゆっくり楽しんでみてください。
令和7年12月
但馬魚市場株式会社
代表取締役社長 谷岡友作
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