北近畿最大の卸売市場 
   

H26.12月分 社長日記

 

「食品ロス」を見直そう

 
今、「食品ロス」が問題になっています。

農業、漁業に携わっている本職の方にとって、
食べられず破棄されてしまうことは残念を通り越して
「怒り」にも変わる物ではないでしょうか。
また、食品の多くを輸入で補われているにもかかわらず
破棄する現状です。

食材別では、最も多いのは
野菜、次いで調理加工品、果実類、魚介類で、
食品を食べずに捨てた理由として多いのは、

「鮮度の低下、腐敗、カビの発生」「消費期限・賞味期限が過ぎた」
などなど。思い当たるところがありませんか。

平成23年10月から、食品業界において
「食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム」
が立ち上がり、
農林水産省の支援の下、食品ロスの発生要因となる
「安く買って食べずに捨ててしまう」慣習の見直しについての
検討も始まっています。

 最近各地で盛んに行われている食育活動ですが、
栄養面や食文化だけでなく、
「食品ロス」も教育課題に入れていく必要があると思います。
子供から大人までが、朝早くから夜遅くまで
漁業、農業、食品加工に関わっている方々が作ったものを
大切にしていく心を養うことも「食育」の重要課題だと思います。

おいしい物をおいしく、食べたいものを食べたいだけ食べられる時代、
食に対する思いを強く感じました。


 

 師走になり、市場も忙しくなってきました。
寒さを吹っ飛ばし、額に汗したセリ人と買受人のやり取りが
市場を盛り上げます。




平成26年12月

 但馬魚市場株式会社

代表取締役社長 竹中宗明

 


今後とも社長日記にお付き合いを賜りますよう
どうぞ宜しくお願い申し上げます

竹中宗明